大学、ちゃんと行ってます。


先日、高校時代の友人と会いました。

「久しぶり〜」「元気〜?」
などと当たり障りのない会話をした後、
不意に「ちゃんと大学行ってる?」と、
割と真面目なトーンで聞かれました。

大学、ちゃんと行ってます。



その友人曰く、
「演劇活動が忙しくて大学に行けてない」
というイメージだったらしく、
心配してくれていたそうです。

大丈夫です、ちゃんと行ってます。

友人からすると僕は
沢山芝居を作っている印象なのでしょうが
多くてもせいぜい年2回がいいとこです。

大学が休みである夏と春の期間しか
演劇活動は行ってません。

勉学と演劇を両立できるほど
僕は器用じゃありません。



僕は大学で、文学部現代社会学科に
在籍しています。

文学部とは名ばかりの
ほぼほぼ社会学を学ぶ学科です。

主に扱うテーマは、メディア・ジェンダー・
福祉・社会心理・都市社会などです。

その中でも自分は
都市社会学や地域社会学を専攻しています。

卒論では、演劇と地方創生などを
テーマとして取り上げたいと考えています。



あと自分は
教員免許取得を目指しています。

専門は高校の公民。

来年には教育実習に行かねばなりません。
今のところ、中学3年生を担当する予定です。

教職は卒業単位に含まれない授業を
結構な数こなさなければいけません。

毎学期、大学の友人より
3コマほど多く受講しています。

それなりに大変ですが
本当に教員になるかは別として
親や祖父母に安心してもらうため
せめて免許は取っておこうと考えています。



演劇界隈の人からは
「授業なんて数回サボっても大丈夫」とか
「もっと沢山現場を踏まなきゃダメだ」
とか言われます。

でも僕は学生です。
学生の本分は勉強です。

学ぶため、特に僕は免許を取得するために
大学に通っています。

大学をサボってまで
演劇をやるつもりはありません。

今のところ僕にとって演劇は
仕事ではなく、自己実現のための趣味です。

友人の言葉から
そんなことを考えました。


いつかの飼い猫とんぼくん。

成井憲二Official

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