成井硝子店・第2回公演
『1981年のグッドバイ』は
4/3[日]、無事に千穐楽を迎えました。
演出というポジションは
作品の総監督であり、
稽古場の現場監督であり、
そして役者の所属する部活の顧問であり、
学級担任でもあると思います。
僕の演出スタイルは
役者任せな所があります。
役者のやりたいことをやってもらい、
それをジャッジするのが僕の仕事。
もちろん「ここはこうしたい!」
という部分も多少はありますが、
役者の意思を出来るだけ尊重する演出を
心がけています。
だからいわゆる"演出家"
みたいな存在ではなく、
担任の先生みたいな感覚でいます。
今作で言えば、
男子6人、女子8人、計14人の学級の担任。
まとめたり、指示出しするのが仕事で
演出らしい演出はしてない気がします。
稽古4週間、本番1週間、
計5週間だけの特別学級。
21歳から30歳までの
年齢も出身も別々の人たちが集まった学級。
大入袋という
特殊な証書をもらって卒業する学級。
所属俳優を持たず
毎回プロデュース公演のような形態で
公演を行う硝子店だからこその
特徴なのだと思います。
たった5週間でしたが、
14人の役者たちの担任になれたことを
とても嬉しく思います。
さようなら生徒たち。
さようなら劇団シアターファイブ。
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