リベンジ


1/22[日]6:00、
予定到着時刻を30分ほど巻いて
JR小倉駅新幹線口に到着。

というわけで、個人的卒業旅行の
2つ目の目的地への経由地は
福岡県は北九州市の小倉。

福岡県自体は
叔父が福岡に勤務していた際、
2度ほど行ったことがあるので、
今回で3回目の上陸。

しかし前回、前々回はどちらも
福岡市近郊を観光したので、
北九州市上陸は初。

実はこの土地は
私にとって因縁の場所でした。



遡ること4年前、
私は高校の卒業記念に友人と2人で
青春18きっぷ本州横断の旅を実施しました。

私たちの高校のある吉祥寺駅から
目指すは九州の玄関口・小倉。

そこまで青春18きっぷのみで移動し、
4泊5日以内に再び吉祥寺に戻ってくる
という強行軍。

すなわち中日3日目の昼までに
本州を横断しなければならないという
超ハードスケジュール。

もっと言うと、
月曜の朝に出発して
本州を往復横断して
金曜の夜に帰還して
翌土曜日午前の卒業式に出席するという
クレイジーな1週間。

今思うと本当にバカバカしい企画です。

バカバカしくて
本当に厳しい闘いでありました。



とにかく西へ西へ、
帰りは東へ東へと移動し続けるだけの旅。

深夜バスと早朝LCCを駆使して
日中の移動時間を極力削る私からすると
昼間電車に揺られ続けるのは大変でした。

ほとんどが移動時間に割かれるため
観光可能なスポット・時間が
かなり限定されてしまいます。

あまりの苦痛に根を上げた私は、
2泊目の広島で企画の中止を決定し
翌日小倉へは向かわず、
広島に留まり観光するという
手段を取りました。

結果的に尾道や竹原へ行くことができ
大林宣彦監督の“尾道3部作”の
聖地巡礼ができて幸せでしたが、
企画をやり通して小倉へ向かった友人から
小倉城などの写真を見せられた私には
若干の後悔が残りました。



あれから4年。

高校の卒業旅行で行けなかった小倉に
大学の卒業旅行で行く。

まさにリベンジです。

4年越しの雪辱を果たすため
小倉での観光が始まります。

次回、『ビルに隠れた小倉城』。

早朝の小倉駅。

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