暗闇の中の個人的な戦い


6/24(土)22:30、
深夜バスに乗り込みました。

座席は7のC。
右の列の後方です。

本日満席と表示があったのに
横や斜め前の席は空いている。

どういうこっちゃ。

と言ってる間に、
バスは八重洲口を出発しました。

窓に掛かるカーテンは
ビッチリ閉まってるので、
外の様子を伺うことはできません。

でもノロノロ運転してるから
だいぶ混雑してるらしい。

アナウンスが入り、
2回の途中休憩が入るとのこと。

いよいよ戦いが始まります。



深夜バスに勝つための鉄則は
昼寝をしないこと。

夜寝付けなくなってしまうから。

だから可能な限り
疲れた状態で乗り込むこと。

以前花巻に行ったとき、
1日中歩き回って深夜バスに乗り込むと、
目が覚めたときには
もう東京に着いていました。

バスの乗車時間は体感で数分ほど。

だからとにかく疲れた状態で
乗り込むことが、大切なのです。

この日は朝9時から15時半まで
働いていました。

昼寝もしてません。
荷造りをしてました。

なので準備万全、勝利目前、の予定が、
なかなか寝付けない。

少しうとうとして首に激痛が走ったり。

予想外の苦戦を強いられました。



仕方ない、
スローテンポな音楽でも聴いて
眠気が来るのを待とう。

あ、充電がない。
充電しとこ。
充電コードを取り出して……あ!

膝の上に置いておいたスマホが
バスの揺れで滑り落ちました。

あれま、どこ行った?
と周囲を探すも見当たらない。

車内は消灯中で真っ暗。
足元だけでもライトで照らしたいけど
そのライトのあるスマホは暗闇の中。

目視で頑張って探して、
隣の空いている席に移動して探して、
立ち上がって探して、
それでも見つからないので、
諦めて朝が来るのを待ちました。



結局その後も寝られず、
しかし音楽を聴くことも出来ず、
何もせず
ただぼーっとして過ごしていました。

下車直前になって車内に灯りがつき、
斜め後ろの席の人が拾ってくれました。

確認したところ、
その人の足元にあったようです。

そりゃ見つからないわけだ。

まぁ無事に帰ってきただけ
よしとしよう。

さぁ時刻は7:40。
予定通りバスは目的地に到着しました。


どこだここ。

とその前に、
まずは朝ごはんを食べに行きます。

次回、『深夜バスは早すぎる』。

成井憲二Official

成井憲二の次回参加公演の紹介や、戯曲の無料公開を行います。

0コメント

  • 1000 / 1000