「母親を何処かへ連れ出したい」
そう思ったのがきっかけでした。
歳を重ねると、
同じことを繰り返すことに
幸せや安心を感じるそうですが、
まだ割と若い私にとって、
非日常体験はとても大切です。
だから演劇を観に行くし、
旅行へ行くのです。
新しい何かに出逢いたい。
出逢ってないから安定しているだけで、
出逢うことで、より純度の高い幸せを
感じることができるかもしれない。
人間、いくつになっても挑戦は必要です。
というわけで、
有無を言わさず連れ出すことにしたのです。
まず企画に上がったのは、島根県出雲市。
行ったことのない山陰に行ってみたいし、
出雲大社にも行ってみたい。
そして何より、
絶滅危惧種となってしまった
寝台列車に乗ってみたい。
母とは、まだカシオペアが
定期運行している時から
乗りたいねと話していました。
お金もそれほど多くはないけど
使えるようになったし、
今度こそ乗れる!
と思ったものの、
予約がなかなか取れない。
争奪戦になるサンライズは
乗車日1ヶ月前の午前10時に、
予約ページでスタンバってないと
希望の部屋は取れません。
そんなの働き始めた私にできるわけない。
ボツになりました。
その後、福島のリカちゃんハウスなど
数々の紆余曲折を乗り越えて
行き着いた企画が「階段」でした。
「ただただ階段を登りたい」という
まさにピロミちゃんらしい企画です。
母の希望を叶えるために選ばれた階段は、
出羽三山の一角、羽黒山。
414mと、出羽三山の残り2山と比べ、
1000m近く小さい羽黒山。
しかしそこに、
2446段の階段があるのです。
他にも階段はありますが、
行ったことがあったり、
人がいっぱいいそうな気がしたり。
どうでしょう班も行きかけた出羽三山、
ここしかないでしょう。
さくらんぼ東根以来、
8年ぶり2度目の山形上陸です。
山形県鶴岡市の上陸方法は3つ。
その一、羽田から庄内空港。
そのニ、山形新幹線で新庄から鈍行。
その三、上越新幹線で新潟から特急。
時間的にも乗り物的にも魅力あるのは
三つ目でしょう。
上越新幹線乗ったことないし、
裏日本の特急乗ってみたいし、
新潟行ったことないし。
新潟経由での上陸を決めました。
少しでも旅費を浮かそうと
大宮から乗車することにしました。
仙台に行ったときも
調べたら1番安かったので、
大宮から乗りました。
新幹線が入線してきます。
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