欠陥だらけの不思議なコテージ


それぞれの持ち場で作業を開始すると
様々な問題点が浮上してきました。

まず食器洗い係の私。
予洗い用のスポンジがない。

大したことないような気もしますが
洗ってる私からすると結構問題でした。

なんもかんも
1つのスポンジで洗うことになり
あっちゅうまに
スポンジが悪くなってしまう。

さすがにそれは気が引けたので
可能な限り手で頑張りました。



お風呂関係・自販機探しのF氏。

風呂洗いは問題なし。
が、浴槽に蓋がない。
これじゃあお湯がすぐに冷めてしまう。

そしてリンスインシャンプーと
ボディソープはどちらも
お風呂場に設置されていない。

お試し用の小さい袋がそれぞれ
洗面台の棚に人数分入っていました。

次に自販機ですが、
これは近くに全く見当たらず。
というか街灯も消され、辺りは真っ暗闇。

自販機は山道を車で5分戻った
管理所の前に1台だけでした。

当然遠いし暗いし怖いので
飲み物はスーパーで買ってきたものだけだ
何とかすることにしました。



布団シーツ係のT氏。

かけ布団シーツと敷き布団シーツが
どちらもかけ布団・敷き布団の大きさに
合わない。

それらがシーツであるかも微妙な感じ。

敷き布団シーツらしきものに関しては
ほぼ正方形の形をしてました。

我々はこのコテージに連泊しましたが
翌日もシーツの扱い方がよく分からないまま
何となくそれとなく使っていました。


最終的に他2人も呼び出されて
あーだこーだ言いながら準備しました。



外があまりに暗いというので
スマホのライトを片手に、
遊歩道を30分歩いたりしてみました。

途中誰の声でもない
低い男性の声も聞こえたりして
かなりスリリングな夜の散歩でした。

一応展望所と呼ばれる場所まで
行ってみましたが、
あったのはただの柵だけでした。

その後、冷めるのが早い湯に浸かり
買ってきたお酒で乾杯して
恐らく不正解な敷き方の布団で寝ました。

色々問題だらけのコテージでしたが
唯一(?)、最高なポイントが
翌朝見つかりました。

次回、「とっても静かな大村湾」。

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