おはよう、太陽さん


駐車場から犬吠埼を目指して
歩き始めました。

段々と明るくなり始めているとはいえ
気温はまだまだ低いまま。

凍えて震えながら15分ほど歩くと
犬吠埼の灯台の入り口に到着。

周辺は我々と同様に
日の出を見に来た若者で
ごった返していたので、
私たちは近くの砂浜で
日の出を待つことにしました。



砂浜近くの駐車場には
大型のキャンピングカーが
何十台も止まっていました。

駐車場を抜けると
キッチンカーが数台並んでいて、
それぞれ10人ほどの列が出来ていました。

そこから砂浜沿いに
一眼レフを用意して待つ人や、
キャンプ用のイスに座って待つ人が、
まさに“壁”を形成していました。

確かに特等席なのかもしらんけど、
こんな所で長時間は待ってられんな
と思いました。



日の出予定時刻の
15分前に砂浜に到着し、
寒さに耐えながら日の出を待ちました。


日の出はまだでしたが
明るくなり始めた東の空は
とてもきれいでした。

日の出の時刻を迎えたものの、
東の海上に雲が出ていたため
少し遅れて太陽が姿を表しました。


美しかった。
寒さに耐えた甲斐がありました。

もう2度と行きたくありませんが
これを観れたことは
とても重要なことだなと思いました。



日の出の太陽が普通の太陽に変わるまで
30分ほどその場で海を眺めてから、
それから駐車場に戻ることにしました。

昇ってしまえばなんてことのない
いつもの太陽なのですが、
どうして朝日や夕日は
こんなに人の心を動かすのだろう。

やはり大きさや色彩に影響受けながら
我々は日々生きているのだなと思いました。

さぁ、帰らないと12時に間に合わない。
でもきっとこれ大渋滞になる。
ではどうするか。

次回、『一直線の水平線』。

成井憲二Official

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