峠を攻めろ!2


西郷どん終焉の地から
今度は東へ向かって歩き出しました。

大通りから1本入り、
ノロノロと続く住宅街の坂道を
ヒイヒイ言いながら登ったさきに、
西郷どんのお墓がありました。


お墓の写真を撮るという行為が
なんとなく気が引けたので
遠くから撮りました。

この鳥居の真正面に
西郷どんの立派なお墓があるのです。

なんでお墓なのに鳥居?
と思っていると、
墓地の隣に神社がありました。


その神社には
西郷どんが神様として祀られていました。

なるほど、だからお墓で鳥居なんだ。

面白い!と思うと同時に、
西郷どんが文字通り
神格化されていることを実感しました。

ちなみにそこからの景色はこんな感じ。


やっぱり桜島は雲を被ってるけど
いい景色なのは間違いない。



西郷どんのお墓を見終えると
今度は北東に向かって歩き始めました。

スマホの地図アプリを頼りに歩いていくと
トンネルに向かう大きな通りに出ました。

マップはその道を行けというが
どう見たって歩道はない。

しかし見た感じ
人道トンネルがあるわけでもなさそう。

どうしたものかと悩んでいると、
マップに山を登る道が
うっすらと表示されてる。

んんん、行くか。
行くしかないか。

傾斜角40°あるんじゃないかという急勾配、
車剥がれちゃうんじゃないかという急勾配、
ホントに急勾配をボロボロの足で
何とか登り切ると、道がありました。

そこには歩道があるものの
途中からなくなっている。

え? 死ぬ気で登ったのに
またあそこ下るの?

すべてがヤンなったとき
ふと目を横にやると
小道があることに気づきました。

ここから下れるかも!

軽自動車だって通れないであろう細い道、
しかもやっぱり急勾配な坂道を
転ばないように慎重に歩くと
少し開けた場所がありました。


眼下に広がる建物群が
まさにこれから行こうとしてる
観光スポットです。

よかった! あった!
けど、あそこまでまだ下るのか。

ヒィヒィ言いながら坂を下って
いよいよ観光の再開です。

次回、『メインディッシュ感がない』。

成井憲二Official

成井憲二の次回参加公演の紹介や、戯曲の無料公開を行います。

0コメント

  • 1000 / 1000