右手に市電用の橋がかかっているのですが
当然、人はそこを通れませんので、
左手の車も走る大きな橋を渡りました。
橋を渡っている途中、
向こうの橋を市電が渡っていきました。
ちょっとした橋を渡るのならまだしも
(例えば都電荒川線と神田川とか)
ここまで長い橋を、
しかも軌道専用の橋を市電が走るのは
他にないのではないでしょうか。
まだ全ての市電に乗車したわけではないので
確実なことは言えませんが、
そんな気がして感心しました。
橋を渡り切ると、少しずつ進路を右へとり、
市電の次の駅に向かいました。
とりあえずジグザグに進んでいきゃあ
いつか着くだろうと思い
住宅街を抜けていくと、
次の、そのまた次の駅に到着しました。
どうやら乗ろうとしていた駅は
橋を渡ってすぐのところに
あったようです。
市電の大きい線路って
なんかいいですよね。
この駅から再び市電に乗り込み、
次なる目的地に向かいました。
花田口駅で下車。
ここら辺は、道幅が広い。
軌道も含めると6車線くらいある。
道路沿いに高過ぎるビルもないので、
空が広く感じられました。
大通りを走る市電は
広島や高知などいくつもありますが、
それらと比べ、交通量や人通りが少なく
変な感じがしました。
あとこの辺りは駅間が以上に狭く、
隣駅が普通に目視できる。
2〜3ブロックでもう次の駅。
駅が多くていちいち停車するし、
その度に信号待ちとなるので
なかなか進まない。
歩いた方が速いんじゃないかと思うくらい。
電車の本数もさほど多くないので、
これ以降は乗らないことにしました。
ともかく市電を降り、西へ向かいました。
花田口の近辺に何があるのかというと、
映画『セトウツミ』のロケ地が
密集しているのです。
菅田将暉・池松壮亮主演。
2016年に公開されたこの映画を、
私は学校のある吉祥寺の映画館で
高校一年生のときに観ました。
池松壮亮のことがさらに好きになり、
大森立嗣監督の存在を認識する
きっかけとなる作品でした。
「喋るだけの青春」がテーマのこの作品。
この映画の影響を受けて、
私は高校2年と3年の2年間ずっと、
昼休みを友人と2人で
学校の非常階段のどん詰まりで
喋って過ごしました。
靴も菅田将暉が履いていた
赤いスニーカーに変えました。
(形から入るタイプ)
私の高校生活を大きく変えた作品です。
聖地巡礼するしかない。
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