偽物がいっぱい


徳島県内随一の観光名所、
それは大塚国際美術館です(たぶん)。

私は新聞を読むとき、
JTBやHISが出すツアーの広告を
チェックするようにしています。

ツアーに参加する気は毛頭ないですが、
ツアーに組み込まれるくらいなんだから、
広告内で紹介されている観光スポットは
恐らく旅行で外してはならない
超重要観光名所なんだろうと考え、
メモしておくようにしているのです。



そうした広告の中で
四国一周旅行というのをよく見ます。

香川なら丸亀城か琴平温泉、
愛媛なら道後温泉かしまなみ街道、
高知なら桂浜か四万十川、
そして徳島なら渦潮か大塚国際美術館。

という風に、
どの広告を見ても大概の徳島旅行には
大塚国際美術館が入っている。

しかも広告には豪華な内部の写真と
「たっぷり3時間滞在」の文字。

どんだけでっけぇ美術館なんだ。
ちょっと行って見てみたい。

そもそもはそんな動機から
この旅は企画されました。



チケットカウンターでチケットを購入し、
大江戸線のような
長いエスカレーターを登って、
自動ドアを抜けると、
正面にはシスティーナホールがドーン。


かの有名なシスティーナ礼拝堂の
天井画と壁画が再現されているホール。

迫力が凄くて驚きました。

ちょうど画の解説も聴けて
とても勉強になりました。

じっくり見たかったのですが
デカ過ぎてじっくり見てられなかったのと、
首をやっちゃいそうだったので、
別の部屋へ移動しました。

帰り際、ここで結婚式を挙げるという
新郎新婦とすれ違いました。

そんなことも出来るのか、
とちょっと驚きました。



他の部屋も、壁画などは
実物サイズが建物ごと置いてあるので
ちょっとビビりました。

こんな感じ。


他にも超有名な絵画が
美術史に沿って並べられているのですが
どれもレプリカなので、見ていくうちに
気持ちが段々と冷めていってしまいました。

世界の名画を一度に見られることは
とても素晴らしいことですが、
どれだけ偽物を集めても
本物の1枚には敵わないと思います。

とはいえこんな美術館見たことない!
とは思ったので、
行った甲斐はあったような気がします。

さぁ、美術館も全部見終わったし、
渦潮を観に戻るとするか。

ん? 時計が何だかおかしいぞ?

次回、『狂いまくった予定』。

成井憲二Official

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