前方後円墳は新たな世界への鍵穴


大阪府堺市の観光の目玉といえば、
そう、古墳群です。

特に仁徳天皇陵で有名な
前方後円墳が集合しています。

学校の授業で前方後円墳の話になり、
行ってみたいなぁと思っていました。

私は小さい頃、あの前方後円墳が
鍵穴に見えて仕方ありませんでした。

漢字から意味を考えるようになって
滅多になくなってきましたが、
小さい頃はあそこが異世界への入り口で、
いつか宇宙から鍵が降ってくる
と妄想していました。



そもそも阪堺電車から古墳群まで
距離があったのはそうなのですが、
古墳がデカすぎて、
ビューポイントに到着するまで
結構時間がかかる。

そして到着したのがここ。


古墳群の中で、
仁徳天皇陵の次に大きな前方後円墳です。

てっきり中に入れるのかと思いきや、
ここから眺めるのみ。

そりゃそうですよね。
古墳て、墓ですもんね。

でもホント、ここしかないので
ちょっと残念でした。



他のビューポイントを探して歩いていると


閑静な、それも割と新しい住宅街が
古墳のすぐそばにあり、
そこを通る道からこの写真が撮れました。

デカすぎちゃって、
ホントに前方後円墳なのかはわからない。

その道を暫く歩いていると
また別の古墳が現れました。


これはどっちかっていうと
ひょうたんのような形。

また少し歩くと、


また古墳。

画的に変化はありませんが
全部違う古墳です。



古墳の周りには
ごく当たり前に民家が立ち並び、
そのギャップが面白かったです。

だって言ってしまえば古墳は墓。
それが集まっているんだから堺は墓地。

墓っぽくない墓と生活が
並んでるのは何だか面白い。

古墳もデカいものだと
もはやひとつの山みたいに感じる。

もちろん植生があるから
自然なのは間違いないけど、
元々は人工物。

前方後円墳、奥が深いと思いました。

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